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SEPTEMBER

9月になるとアース・ウィンド・アンド・ファイアーの“SEPTEMBER”を聴きたくなるのは僕だけではないと思う。案の定、今日のあるラジオ番組で早速この曲がかけられていた。もう、ファンクな曲調にメロメロで歌詞なんて読んだこともなかった。

 今回、改めて、いや、はじめて歌詞を見るといろいろ発見があった。まず出だし、remember、September、pretendersの韻を踏むところが気持ち良い。単純だけど、気持ち良い。単純だからこそ気持ち良い。

Do you remember

the 21st night of September?

Love was changing the minds of pretenders

覚えているかい?

9月21日、あの夜のことを。

愛が変えてくれたのさ、偽りの心を。

 そして続いて、ringing、singingのライミング。適度なライミングの織り交ぜ具合が秀逸。

Our hearts were ringing

In the key that our souls were singing.

As we danced in the night,

Remember how the stars stole the night away

僕らのハートが鳴っている。

僕らのソウルが歌っているキーにあわせて。

覚えているかい?あの夜に踊ったとき

どんなふうに星々が闇夜を取っ払い、きらめく世界にしてくれたのかを。

 そして、どんな歌詞よりパンチがあるのがファルセットのコーラス「Ba de ya」の掛け声とそのあとのスキャット部分。もう理屈抜きで気持ち良い。なんど気持ち良いと言っているのだろうか?僕は。でも多くの人がここは同意してくれるのではないかと思う。

 恥をしのんで、白状すると、僕は「Ba de ya」はずっと「Party yeah!」だと思っていた。そして、そのあとの1番と2番の間のスキャット部分は「Pardon,Pardon,ParDuda,Pardon」と耳の遠いおじいさんのように何度も聞き直しているのかと勘違いしていた。

 このスキャット部分、歌詞カードには載っていないが、今は便利な世の中、ネットでググってみると

Ba duda, ba duda,baduda, badu

Ba duda, badu, ba duda, badu

Ba duda, badu, ba duda

と言っているとのこと。ただし、ネットに書かれていることは正しいとは限らないということも肝に銘じなければならない。違うよ、正しくはこうだよという方、コメント欄に寄せてください。集合知の威力は信じる方なので。

 そして、冒頭にあげたラジオ番組で、はじめて知ったのだが、そもそもこの曲は12月に9月のことを思い出して歌っているのだ。

Now December found the love that we shared in September.

Only blue talk and love,

Remember the true love we share today

さぁ9月に育んだ僕らの愛が12月にもあったんだ。

仲睦まじい愛の語らいだけだけど

今日この日に僕らが育んだ真実の愛を忘れないでほしい。

 だから、ホントは9月ではなく、12月に流す曲なんだ。とても無粋なことを言っているのはガッテン承知の輔である。やっぱり9月に聞いた方が、しっくりくる。なので9月のブログに載せている。だんだん言っていることが支離滅裂になってきたので、おいとまするが、最後に二つだけ言いたい。

 一つ目は歌詞の魅力について。歌詞が分からなくても、曲の魅力は伝わる。特に“SEPTEMBER”はメロディと演奏の魅力でヒットした曲といって良いだろう。これについてもいろいろ言及したいことはたくさんある。でもそれは他の皆さんにお願いして、今回はあえて、歌詞にフォーカスを当てた。曲の魅力は歌詞を伝えようという思いがあってこそだということを伝えたかったからだ。そして二つ目は約3分半にギュッと凝縮されているのがイイ!

もちろん、他にも良いところはいっぱい。是非あなたが良いと思う箇所、そして“SEPTEMBER”にまつわる思い出などをコメント欄に寄せてください。

マツカン Maurice White

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