ポール・マッカトニー 1987/11/02 MON
ビートルズと言えば、レノン=マッカトニー。レノン派かポール派か、ビートルズ好きの友達同士で語り合った経験はファンだったら一度ならずとも何度も経験していることだろう。僕はポールが好きだった。彼の明るさとメロディアスな曲調がそして甘い歌声が好みだった。“And I love her”、“Blackbird”、“Eleanor Rigby”、“Here, There and Everywhere”、“I'll Follow the Sun”、“Michelle”、“Penny Lane”、そして、“Long Tall Sally”や“Helter Skelter”のような激しい曲、“Oh! Darling”のような歌い上げる曲もたまらない。数え上げたら、きりがない。
ソロになってからも、そのソングライティングはいかんなく発揮され、70~80年代のヒット曲をまとめたのが「All the Best」
01. ジェット
02. バンド・オン・ザ・ラン
03. カミング・アップ
04. エボニー・アンド・アイボリー
05. あの娘におせっかい
06. ひとりぼっちのロンリー・ナイト
07. 心のラヴ・ソング
08. 幸せのノック
09. C・ムーン
10. パイプス・オブ・ピース
11. 007/死ぬのは奴らだ
12. アナザー・デイ
13. ワンス・アポン・ア・ロング・アゴー
14. SAY SAY SAY
15. マイ・ラヴ
16. ウイ・オール・スタンド・トゥゲザー
17. 夢の旅人
最初の3曲の並びが好きで、何か作業をするときは良くこのCDをBGMにしていた。卒論を書く時もこのアルバムとあと2枚ほど洋楽のアルバムをとっかえひっかえかけ続けていたものである。
甘い系の曲では「心のラヴ・ソング」、「アナザー・デイ」にご執心だった。そして、当時一番の思い入れがあったのが、「ひとりぼっちのロンリー・ナイト」。大学に入った年、一人でこれが主題歌となった映画『ヤア!ブロード・ストリート』を観に行ったのが思い出深い。正直、映画の出来はいまいちで、館内も見事なまでのガラ空きだった。でも、ソロになってから、久々にビートルズの曲をポールが演奏する、それだけで見る価値が僕にとってはあった。そして、新作の「ひとりぼっちのロンリー・ナイト」バラード調とロック調の二つのバージョンを用意するというサービス精神がポールらしかった。「ひとりぼっちのロンリー・ナイト」当時の僕にとってのポールを象徴する一曲だった。